いじめの定義

いじめの定義って何?

そもそも、いじめの定義とは何なのでしょうか。

 

大人から見れば、子供同士の単なる喧嘩や悪ふざけと「いじめ」は、
見分けにくいことがありますね。

 

ですが、客観的に大人がいじめを判断することで、悪化を防ぐことができます。
では、どのようなことがあったら、いじめと言えるのでしょう。

 

文部科学省では、平成18年から、いじめの定義が変わりました。
それまでの定義では、

 

@自分より弱い者に対して一方的に
A身体的、心理的な攻撃を継続的に加える
B相手が深刻な苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。

 

なお、個々の行為がいじめに当たるか否かの判断を表面的・形式的に行うことなく、
いじめられた児童生徒の立場に立って行うこと。

 

とされていましたが、18年度からは調査によって、以下のように改訂されました。

 

個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、
表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする。

 

「いじめ」とは、

 

「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、
物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」

 

とする。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。

 

いじめられた児童生徒の気持ちを尊重することがさらに重視され、
学校の内外問わず、人間関係があるすべての者を対象に、
苦痛に与えられた場合を「いじめ」と定義しています。

 

つまり、いじめられている側が、「いじめられている」と感じた時点で、
それは「いじめ」の問題として扱うべきなのです。

いじめとケンカの違い

また、「いじめ」と「喧嘩」の大きな違いとして、
「いじめる側」「といじめられる側」の立場の違いがあります。

 

喧嘩や悪ふざけの場合、両者の立場は対等です。
ですが、いじめは違います。

 

大勢に対して一人、
力関係が強いものに対して弱い者など、数的に、また、力的に差がある場合が多いです。
「反復性」も、ひとつのポイントです。

 

喧嘩は一時的なもので、引きずらずに子供同士で解決してしまうことがほとんどですが、
いじめの場合は継続的に、徹底的に行われます。

 

「喧嘩」と「いじめ」を区別するためには、
それにあたる行為が以下のチェックリストに当てはまるか確認してみてください。

 

□「同一集団」:行為が、いつも特定の集団の中で起こっている
□「立場が対等ではない」:行為をする側に、明らかな優位性がある
□「反復性」:嫌がることを、反復して、継続して行っている
□「故意」:嫌がることをわかった上で行っている
□「傍観者がいる」:1対1ではなく、傍観している者がいる

 

これらに当てはまるものがあれば、いじめであると考えていいでしょう。

 

いずれにせよ、いじめについて判断するときは、行為者、つまり加害者ではなく、
行為を受ける側、つまり被害者の立場のみに立って考えることが重要です。

 

子供が「いじめられている」ある行為によって「困っている、悲しんでいる」という事実があれば、
それはいじめと言えるものなのです。

関連ページ

子供が大人に相談できない理由について
子供が両親や先生など、いじめられていることを大人に相談できない理由は何かについて。
子供への対応・話の聞き方について
子供がいじめに合っていることに気づいたら、どう聞きだせばよいのかについて。
いじめの種類を知っていますか?
いじめの種類には、度が過ぎているものが多々あり、例えばどんないじめがあるのかについて。
いじめの原因と共通点はコレ!
学校いじめと職場いじめの違いについて。いじめっ子の共通点やいじめのターゲットになりやすい原因について。
子供がいじめられている時、親としての準備
子供がいじめられているかもと気づいたら、親はどう行動すれば良いのかについて。
いじめで自殺した人の遺書から学べること
いじめで追い詰められ自殺してしまった人達の遺書の中から自殺を防ぐためのメッセージについて。